wifi通信規格とルーター
みなさんこんにちは!
本日はエビス光なら使える高速インターネット規格Wi-Fi6とルーターについてご紹介していきたいと思います!
そもそもwifiって何?
Wi-Fiとは、ルーター(親機)、スマートフォンやPC、ゲーム機などWi-Fiが対応してる端末があれば、各種の機器を相互接続し、インターネットに接続することができる通信規格のことです。
Wi-Fiルーターから電波が飛び、その電波を子機が受け取る流れで使用可能になるのですが、電波自体は数十メートルは届くと言われてます。
自宅内やカフェ、駅などの範囲内でWi-Fiの機能が使えるということになりますね。
ルーターとは?
「ルーター」とは、カンタンに説明すると、パソコンやスマホなどの複数の機器を、インターネットに接続するための装置です。ルーターは「どのルートを通してデータを転送すべきか」を判断する「ルート選択機能」を持っています。そのため、道(Route)を指示する者(er)という意味で、「ルーター(Router)」と名付けられました。
つまり、複数の機器のデータの流れを整理して、ネット接続が円滑になるよう交通整理する装置です。
また、モデムとルーターを1台にまとめた、モデムルーターという機器も存在します。
有線と無線の2種類
「ルーター」は複数の機器をネットに接続しますが、「ルーター」と機器の接続は、有線と無線の2種類あります。
有線タイプの場合は、「ルーター」と「機器」をLANケーブルで接続します。複数のデスクトップパソコンをつなぐ場合に、使われることが多い方法です。
無線タイプの場合は「Wi-Fi(無線LAN)」で接続します。「Wi-Fiルーター」や「無線LANルーター」など、いくつか呼び方がありますが、機能は同じです。スマホやタブレットを、自宅のネット回線につなぐには、無線タイプのルーターが必要です。
また、無線タイプのルーターであっても、有線用の端子があるものがほとんどです。デスクトップは有線で、ノートパソコンやスマホは無線で接続できるので、一般家庭では無線タイプのルーターが使われることが多くなっています。
Wi-Fiの通信速度や周波数
Wi-Fi6は第6世代のWi-Fi規格の事をさします。
Wi-Fi4(IEEE 802.11n)、Wi-Fi5(IEEE 802.11ac)と続き、Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)が今回の話になりますね。
なぜWi-Fiの世代ごとに名前が違うのかというと、ズバリ「通信速度」が関係してます。
名称 | 最大通信速度 | 周波数 |
Wi-Fi4(IEEE 802.11n) | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
Wi-Fi5(IEEE 802.11ac) | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
Wi-Fi6(IEEE 802.11ax) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
表にして見ると、第4世代から第6世代までだいぶ速度が上がってることがわかりますね!
ちなみに表には入れませんでしたが、Wi-Fi第1世代は2Mbpsという恐ろしいほど少ないデータ量になっています。
Wi-Fi6を使う最大のメリット
Wi-Fi6のメリットを説明していきます!
・メリット1 「通信速度」
最近、インターネットで動画を見たり、アプリゲームの高画質化が進んでいて、見てる最中に映像が止まったり、ゲーム中に遅延が発生したりといった経験はありませんか?
そのようなコンテンツは大容量データ転送が必要になるため、高速なネットワーク環境が必要になります。
「Wi-Fi6」の最大通信速度は、1つ前の世代「Wi-Fi5」と比べて約1.4倍も高速化されているため、映像配信も8Kや4Kといった高解像度の配信が可能になり、データの送受信にかかる時間がかなり短縮。
さらに、5GHz帯と2.4GHz帯の両方が使用可能で、電波の状況に応じて変えても快適に利用できます。
・メリット2 「繋がりやすい」
自分の家や会社等でWi-Fiを使用した時に「遅い」「繋がりにくい」と思ったことありますよね。ちなみにスタッフAはよくあります。 それは、通信規制がかかってるわけでも、Wi-Fiがおかしくなってる訳ではありませn。 最近、スマホやPCだけではなく、ゲーム機やテレビ、webカメラやスマート家電など、Wi-Fiにつないで使用する機器が増えています。 実はあれ、同時にいくつもつなぐ機器が多いとWi-Fi通信が混雑しやすくなり、おそくなったり繋がりにくくなってしまうのです。 以前のWi-Fiだと、通信する際に順番に繋がるのですが、Wi-Fi6には多台数の機器が同時に接続できる「直交周波数分割多元接続」という技術のおかげで快適にWi-Fiを利用することができます。 アプリゲームで多人数対戦する際にとても便利だと思います!
・メリット3 「省エネ」
Wi-Fi6には、スマホなどデバイスのバッテリー消費を抑える「TWT(Target Wake Time)」という技術が採用されているため、相当な電力を抑えられるのです。
Wi-Fi親機から端末への通信タイミングを自動で調整し、信号受信待機の必要がない時に端末側がスリープ状態へ移行させることで待機電力も抑え、バッテリーを長持ちさせることができます。
今後、TWT対応スマホなどの登場が期待されますね。 Wi-Fiが必要な現代 現在、世界中でWi-Fiは利用され続けています。 スマホによるキャッシュレス決済、声で反応してくれるスマート機器などもWi-Fi環境が必要です。
医療もIT化が進んでおり、Wi-Fiがなくてはならないものになりました。
物がインターネットと繋がることをIoTといいますが、IoTを運用するためにはWi-Fi環境が必要不可欠。
今後の世界の発展に必要なWi-Fiが、こうして次々とレベルあげていくのはとても嬉しいことですね。
iPhoneでWi-Fi6の対応機種は?
Wi-Fi6を利用できる機種は現在限られています。
iPhone 11とiPhone 11 ProとiPhone 11 Pro MAXのみが対応していて、iPhoneXやXS、XRは残念ながら対応していません。iPhone XSやiPhone XS MAXも新しい機種ですが、Wi-Fi5まで対応になります。
「5G」と「Wi-Fi6」の関係性
以前私が執筆した「5G」は、「第5世代移動通信システム」と呼ばれるスマホなどの通信に用いられる次世代通信規格のこと。
IoTの普及やAIによる通信環境整備が進んでる中、安定した高速Wi-Fi通信環境は大変必要になってきます。
ともなれば、5G普及と共に、無線通信環境のWi-Fi 6化が更に進むと考えられるでしょう。
Wi-Fi6の恩恵を最大限に使うのであれば、Wi-Fiルーターと端末がWi-Fi6で接続される必要があります。
既に2019年の時点でWi-Fi6対応と明記されたルーターが発売されています。 他にWi-Fi6と5Gの違いとして、5Gは通信事業者が得た免許によって運用され、Wi-Fi6は免許が不要だという点があります。
現在は、5Gだけを利用して通信をするにあたり、端末ごとの契約でコストが加算でしまう心配があります。
その点Wi-Fi6は、気軽に設置できるうえに、オフィスや屋内での端末数が増えても大きな負担にはならないといった強みがあります。 しかしWi-Fi6にも弱点があり、屋外、特に移動中での使用には向きません。
このような双方の特徴をお互い補完し合うことで共存を続けていくであろうとスタッフAは考えてるのが現状。
Wi-Fi6と5Gの2つが協力し合うことで生まれることでおきる未来は、ビジネスやプライベートでの生活環境の豊かさの進化というわけです。